AIR アーティスト・イン・レジデンス須崎 成果発表展示

展示・公演
終了
2020年01月18日〜2020年02月16日

プログラム概要

 

[アーティスト]今井麗、工藤夏海、佐々瞬、中山晃子

須崎に招聘された4名のアーティストが各々の滞在経験を元に制作したアートワークを発表します。

今年も須崎に様々なジャンルのアーティストが集い、地域に触れながら創造的な活動を行なっています。このアートプロジェクトは2014 年より回を重ね、一昨年の現代地方譚5 からは新荘川に茂る葦をシンボルとしてこの町の過去と今とを相対し見つめ、将来を想像しようという理念の下に続けられています。

昨年は街を一望する高台にある休憩所が住民との共同作業で再生され、作品のひとつとなり、災害時には避難場所にもなるスポットがアートによってより多くの人に注目される事になりました。

今回のテーマは「食べる」。須崎は豊かな自然に恵まれた食材の宝庫であることはよく知られています。
訪れた誰もが驚く須崎の食材とユニークな食文化を足掛かりとしながら、美味しさや新鮮さだけではない、その周縁との関係性に着目したいと思います。例えば親と子との、家庭での関係性。地域の、町のコミュニティの中での関係性。経済活動が発達する中で私たちが得たもの、そして失われたもの…。

今年7 月より参加アーティスト達が順次やって来ています。一家で須崎を訪れ、都会では味わえない大おきゃくを体験したり、暮らしの中で知らず知らずの内に共生している外来植物を調査したり、路上で即興の人形劇を行ないコミュニケーションを図ったり。またはワークショップを行うなど、それぞれがユニークなアプローチで須崎との関係性を育みました。

彼らの体験がどんな形となって現れるのか、表現手法は各アーティストの手に委ねられますが、作品を鑑賞した私達自身が食を通じ身近な相手を想い、暮らしを見つめ、町を考える。そんな思考の連鎖のきっかけとなることを期待しています。

開催期間2020年01月18日〜2020年02月16日
料金300円
会場すさきまちかどギャラリー/旧三浦邸
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