諫山元貴

いさやまげんき

生年月日 1987年

出身地 大分県生まれ、現在広島県在住。

joined in: 現代地方譚11
インスタレーション映像Artist in residence

プロフィール

1987年大分県生まれ、現在広島県在住。2009年京都造形芸術大学美術工芸学科卒業、2011年広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。2014年吉野石膏美術振興財団在外研修助成にてベルリンに滞在、Studio Haegue Yang のレジデンスプログラムに参加。「崩壊と複製」をキーワードに、制御できない出来事によって物質が変化していく様子や瞬間を、映像や立体で表現する。諫山の映像シリーズは既製品を複製し、それが水中で崩れていく様子を定点撮影したものであり、速度編集無く無音の状態で再生される。 主な展覧会に、MOMAS コレクションⅢ期 (特別出品) 」 (埼玉県立近代美術館、2023) 、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.11」 (高松市美術館、香川、2022) 、「個展BankART Under 35 2021」 (BankART KAIKO、横浜) 、「Sights and Sounds:Japan」(ユダヤ博物館、ニューヨーク、2016)、など。主な作品収蔵先に広島市現代美術館、ポモナ大学付属ベントン美術館、高松市美術館などがある。

テクノロジーの進化によってオリジナルとコピーの差が無くなり、やがて身体や生命までもが取替可能となった時、オリジナルに残された価値はそれが朽ちたり、崩壊したりするところなのかも知れません。

現在広島県を拠点に活動している諫山さんの制作は、ふつうは磁器などの材料となる白土を使って様々な既製品を複製しますが、それを焼くのではなく水の中に沈め、しだいに形が崩れてゆく様子を撮影するという、非常に手のかかるプロセスによって進められます。

作品は映像による空間構成として、まちかどギャラリーの建物全体を使った、これまでにないスケールの大きな展示となる計画です。また昨年11月の須崎滞在中は農体験ワークショップに参加し、作品の新たな試みとして、畑の土を採集し、持ち帰っています。こちらもどんな作品になるのか楽しみです。

このアーティストの作品

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